A. XHTML 1.0 Strict からの変更点

この付録は、参考 (informative) である。

この付録は、XHTML 1.1 と XHTML 1.0 Strict との相違点を解説する。XHTML 1.1 は、HTML 4 と XHTML 1.0 の両者からの離脱を表している。最も重要なのは、廃止方向 (deprecated) とされていた機能を除去したことである。一般的に言うと、戦略は、構造機能においてはリッチであるが、表現についてはスタイルシートに任せるマークアップ言語を定義するというものである。

相違点は、以下のようにまとめることができる。

  1. あらゆる要素について、xml:lang 属性 ([XHTMLMOD] に定義されている。) が優先されて、lang 属性が除去された。
  2. a 要素および map 要素について、id 属性 ([XHTMLMOD] に定義されている。) が優先されて、name 属性が除去された。
  3. "ruby" 要素集合体 ([RUBY] に定義されている。) が追加された。